なぜ、システム導入は
失敗するのか?
パッケージソフト選びにおける「不都合な真実」
終わらない「システム探しの旅」
「そろそろ、うちも新しいシステムを入れないと…」
そう思い立って情報を集め始めては、あまりの選択肢の多さに途方に暮れる。各社のホームページを見比べては、機能と価格のリストを眺めて溜め息をつく。仲間の評判を聞いては、「あそこは良いと言っていたが、自分の店に合うだろうか?」と、また悩む。
そして、気づけば数ヶ月、あるいは数年が経ち、結局何も変わらないまま…。
もし、あなたがこのような「システム探しのジレンマ」に陥っているのなら、それは決してあなただけのせいではありません。これは、多くの真面目な経営者が直面している、業界の構造的な課題なのです。
パッケージソフト選びを阻む「5つの罠」
なぜ、あれほど時間をかけて比較検討したはずのシステムが、現場にしっくりこないのでしょうか?
「機能の多さ」という罠
購入時は「あれもこれもできる方が得だ」と考えがち。しかし、使われない多くの機能は、操作を複雑にし、現場の負担を増やすだけの「お荷物」になってしまいます。
「正解探し」という罠
あまりに多くのシステムが存在するため、「自社にとっての唯一の正解があるはずだ」と探し続けてしまいます。この「正解探し」が、比較検討疲れと挫折を生み出します。
「価格と評判」という罠
自社の課題が明確でないままでは、判断基準は「価格」と「他社の評判」に偏りがちです。根本的な課題を見つめないままの導入は、的外れな投資に終わるリスクを伴います。
「失敗への恐怖」という罠
「絶対に失敗したくない」という強い気持ちが、最終的な決断を鈍らせ、「何もしない」という最も安全に見える選択へと私たちを誘導してしまいます。
「スタッフの心理的抵抗」という罠
経営者がトップダウンで決めたシステムは、現場のスタッフにとって「押し付けられたもの」。日々の業務で使うのは彼ら彼女らです。「今のやり方の方が楽だった」という不満が生まれ、せっかくのシステムが使われなくなる最大の原因になります。
そして本当の失敗は、「導入後」に始まる
これらの罠が生まれる根本原因は、「開発会社が想像で作ったものを、現場が無理に合わせる」という、従来の開発スタイルそのものにあります。しかし、本当の失敗は、システムを購入した後にこそ牙を剥きます。
すべてを物語る、ある実話
――なぜ「無料の優良システム」は、使われなかったのか?
「昔、顧客管理システムを無料で配ったことがあるんだよ」
これは、私たちの恩師、故・田邉社長から聞いた実話です。当時、社長は業界の発展を願い、新潟県写真館協会の会員全員に、200社以上の導入実績がある写真館向け顧客管理システムを無償で配布しました。
機能は業界に最適化され、しかも「無料」。導入しない理由はないように思えました。しかし、現実は――ほとんどのスタジオで、そのシステムが使われることはなかったのです。
後日、その理由を尋ねてみると、こんな声が返ってきたと言います。
「初期設定や商品マスタの登録が難しくて…」
「そもそも、そんな面倒なことをしなくてもお客様は来ていたし…」
「何より、最初のデータ入力がとにかく大変で、そこで心が折れてしまった。」
優れた「モノ」だけでは、現場は変わりません。特に、システム導入の初期段階には、乗り越えるべきハードルがいくつも存在します。この経験は、私たちに決定的な教訓を与えてくれました。
システム導入に本当に必要なのは、
優れた機能以上に、現場に寄り添い、共に汗を流す“伴走者”なのだと。
では、どうすれば良いのか?
これらの根深い問題を解決するために、私たちは完成品を「売る」のではなく、あなたと共に「創る」という全く新しいアプローチを選びました。
もう、システム選びで悩み、時間を無駄にするのは、終わりにしませんか?