私たちの想い

なぜ、私たちは「なぜ?」を問い続けるのか

第一章:問いの始まり

私の信念の原点は、前職時代にあります。「なぜ、現場で“使えない”システムが生まれるのか?」―この問いが、すべての始まりでした。

ある大規模プロジェクトが、リリース直後に壮絶な失敗に終わりました。引き継いだ私は、残されたわずかな時間で、まずお客様の業務に深く入り込み、対話を重ねることから始めました。単に要望を聞くだけでなく、お客様自身も気づいていなかった課題の本質まで見抜き、それを解決するためのシステムをゼロから設計し直したのです。

なぜ、このような失敗が起きてしまうのか?

この経験から、現場と密に連携し試作と改善を繰り返す「共創開発」の原型を会得。さらにその手法で写真館向けの顧客管理システムも成功させ、「本質を深掘りすれば、道は拓ける」という確かな光明を見出したのです。

第二章:新たな問い

しかし、2015年に無理がたたって体を壊したことをきっかけに、私の心は疲弊していきました。毎日、生活のために自分の気持ちに蓋をして、制限された業務を黙々とこなす日々、漠然とした将来への不安。このままではいけないと、私は長年勤めた会社を退職しました。

退職後しばらくして、前職でお世話になったお客様から「うちにコンサルで入ってほしい」とのお声がけをいただきます。それがきっかけとなり、翌2016年4月に起業。コンサルタントとしての日々が始まりましたが、どこかに「このままで良いのだろうか?」と、常に疑問を感じていました。―そんな問いで頭がいっぱいだった私に、手を差し伸べてくれた人がいました。それが柏崎市にあるタナベスタジオの故・田邉社長でした。

第三章:問いの核心

当時、自信を失っていた私を前に、田邉社長は親身に相談にのってくれました。その温かい励ましの中でいただいた、忘れられない言葉があります。

「業界のために、駒野君の力を貸してほしい」

かつて業界のためにと無償配布したシステムが、現場の導入負担という壁の前にほとんど使われなかった現実を、誰よりも悔しがっていた社長。その姿を見ていたからこそ、この言葉の重みが胸に響きました。

この言葉こそが、私の心の奥底にあった使命感を、再び呼び覚ましてくれたのです。

そして転機は再び訪れます。かつて苦労を共にしたエステ会社様からのシステムリニューアルの相談。この再挑戦の中で最高のビジネスパートナーたちと出会い、失っていた自信と環境を取り戻します。

最終章:シンプルな答え

確かな方法論、信頼できる仲間、そして取り戻した自信と環境。長年の時を経て、ついに田邉社長と交わした約束を、未来を創るという形で果たす時が来ました。

そして今、その想いに共感してくださった全国8社の心強い仲間と共に、『StudioShift』プロジェクトとして、その第一歩を踏み出しました。これは、単なる事業ではありません。「なぜ?」を深掘りし続けた末に辿り着いた、私たちのシンプルな答えであり、未来への挑戦なのです。